オーガニックコットンが肌に優しいはウソ?

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オーガニックコットンは普通のコットンより、肌触りが良いということは

よく耳にします。

 

それが本当なのかどうかを書いていきたいと思います。

 

オーガニックコットンと普通のコットンの違いはない?

 

調べていくとまず初めに「NAVER まとめ」がありました。

タイトルは「マジで!?『オーガニックコットンは普通のコットンより肌に優しい』はウソ!?」でした。

そして記事の中に

 

「あまり知られていませんが・・・・

実は、原料の段階では、オーガニックコットンも普通のコットンも変わりありません。」

出典 普通のコットンと何が違うの?|オーガビッツとは|orgabits

 

「収穫されるコットンそのものには、オーガニック綿でも普通の綿でも変わりはありません。

普通に栽培された綿でも、残留農薬はとても少ないので、

収穫されたものから科学的なテストなどでオーガニックかどうかを判別することは

不可能です。

出典 オーガニックコットンとはー日本オーガニックコットン協会

引用元 https://matome.naver.jp/odai/2144541358243800301



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オーガニックコットンの繊維には2倍の空気が含まれる

 

調べていくと、全く反対のことが書いてある記事がありました。

 

オーガニックコットンは普通のコットンより1ヶ月近く長く、

実が完熟するのを待ってから収穫するそうです。

 

そして、その綿花の繊維の中に、通常流通しているコットン製品と

比べて2倍もの空気を含んでいるとのこと。

 

空気が2倍含まれていれば、ふんわりと優しい肌触りになり、

さらに吸水性や乾きも良い素材になります。

 

この内容が書かれていたのは主に肌に直接触れる肌着を作っている

SoupleLuz(スープレルース)というメーカーですが、

 

オーガニックコットンと普通のコットンの綿を

科学的に調べても、違いは無いという事実よりも、

 

私たちは綿そのものを肌につけて、使うわけでは無いので、

製品となった時の違いを知っていった方が良いと思いました。

 

綿花にはたくさんの種類があるそうです。

そして、スープレルースではそれぞれの綿花の特徴を生かすため

オーガニックでも違う種類の綿花を混ぜずに、1種類の綿花を使っています。

 

綿花も種類によって、様々な特徴があるのですね。

こういって細かなことは、やはり実際に綿花を使って製品を作っている人の

言葉の方が信頼できます。

 

ランジェリーに最適な綿として、ニューメキシコのアルバレス農場で育てられた

オーガニックスーピマとエジプトのギザコットンを主に使用しています。

 

どちらも糸の強力に優れ、自然な光沢と染色発色の良さが特徴。

やわらかさはどちらも素晴しい物があります。

 

スーピマはふんわりとギザは滑らかさが特徴の素材です。

ぜひ、綿花ごとの製品を着比べてみて下さい。

 

*ギザコットンはオーガニック認証ではありませんが、

極力化学薬品を使わずに収穫された優しい栽培法のコットンになります。

引用元 https://www.soupleluz.com/index.php/about-souple-luz/organic-cotton/

 

 

また、タオルは別の綿花を使い糸にしたものを、日本の今治で

昔ながらのシャトル機で、ゆっくりと糸に負担をかけずに織り上げます。

すると、しっかりした生地なのにふんわりした風合いに織り上がります。

 

今治基準の「5秒で水に沈むタオル生地」。

つまり、それだけ吸水力に優れているということです。

しかも、乾きが早い特徴も持っています。

 

 

 

NPO 日本オーガニックコットン流通機構のホームページに

こんなエピソードがありました。

 

視覚障がい者とデザイナーさんが事務所を訪れた時のことです。

デザイナーさんも目隠しをして、2人で生地をさわり、

「全然違いますね」と語ったそうです。

 

色々な綿製品を触ってきて、「柔らかさの質」が違う

と言われたそうです。

 

視覚に障がいを持つ方は、目が見えない分、

他の感覚が鋭くなります。

なぜなら、人間は物を見たり、周りを把握する場合に

その情報を8割、視覚に頼っているからです。

 



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さわり心地の差はどうして生まれるのか?

 

綿の繊維の一番外側は、ペクチンやタンパク質、ロウ分で出来ています。

 

通常の綿製品は、漂白や染色が行われるため、この一番外側の部分が

邪魔なものとして、高温の苛性ソーダの液に浸して取り除きます。

 

さらに、過酸化水素で漂白します。

そこでようやく、染色の段階に入るわけです。

これだけ科学的なダメージを与えれば、繊維としての柔らかさはなくなります。

 

 

これに対して、生成りのオーガニックコットンは、天然の石鹸で洗うか酵素

使って、ペクチンやロウ分を落としますが、薬品で取り除くほどの強さはなく、

相当な部分がそのまま残ります。

 

つまり、ペクチン、タンパク質、ロウ分が付いたままの製品が

生成りのオーガニックコットン製品ということです。

 

生地にする工程の違いがより一層オーガニックコットンの

柔らかさを生んでいたという訳ですね。

 



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「科学」という言葉に弱い私たちの思考

オーガニックコットンを調べると、たくさんの普通のコットンと

変わらないという意見があります。

そして、その多くがこの記事の最初に書いた

 

「収穫されるコットンそのものには、オーガニック綿でも普通の綿でも変わりはありません。

普通に栽培された綿でも、残留農薬はとても少ないので、

収穫されたものから科学的なテストなどでオーガニックかどうかを判別することは

不可能です。

を根拠に結論が出されています。

 

私たちは「科学的」という言葉に弱いようです。

「科学的」に証明されたことが正しくなってしまいます。

 



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無印で実際に体験してみました

 

そこで、今日、無印良品へ行ってきました。

無印良品では、綿を使っている製品になるべく多くの

オーガニックコットンを使用していると店員さんから聞きました。

 

綿製品でオーガニックコットンを全く使っていない商品がなかったので、

オーガニックコットン100%とオーガニックが混ぜられているタオルを

触って比較してみました。

 

100%の方は光沢があり、触るとスルーっとなめらかさがありました。

混合の方は光沢はなく、スルーとはいかず、多少ではありますが、

指に引っかかる感じがありました。

 

ただ、これではオーガニックコットンと普通のコットンの比較には

ならないので、他の店の価格があまり変わらないタオルを

探して、触ってみました。

 

これは一発でわかります。

普通のコットンのタオルは、ザラザラ感があり、指に

かなりひっかかりました。

 



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まとめ

製品にすると、オーガニックコットンと普通のコットンは違いがあります。

オーガニック100%の持つ光沢は、他のいずれにもありませんでした。

もちろん、滑らかさもです。

 

情報に流されず、自分の感覚で「肌への優しさ」を

感じて欲しいと思いました。

 

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