岐阜県に地震が多発。歴史や断層を調べた上で、今の地震の意味とは?

  長野県中部と岐阜県飛騨地方では4月22日から ずっとマグニチュード4前後の地震が続いて起きています。 その他、震度1〜2くらいの地震は多発しています。   この地方では歴史的にどのような地震が起きてきたのか。 今回のような地震がなぜ起きるのか。 さらに、今起きている地震について、 どのように考えれば良いのかをまとめてみました。   目次 岐阜県に地震が多発しているが、歴史的にはどうだったのか 岐阜県に地震が多発しているが、その理由は? 岐阜県に地震が多発しているが、地質学専門の竹内名誉教授の見解は まとめ 岐阜県に地震が多発しているが、歴史的にはどうだったのか 岐阜県に被害を及ぼす地震は、主に陸域の浅い場所で発生する地震と、 相模、駿河、南海トラフ沿いで発生する海溝型巨大地震です。   今回起きているのは浅い場所で起きている地震です。   陸域の浅い場所で発生した被害地震としては、 濃尾断層帯で発生した 1891年の濃尾地震(M8.0)が、 同じ規模の地震は、 745年の美濃の地震(M7.9)や...