オーガニックコットンのデメリットにはどんなものがあるの?

オーガニックコットンと言うと、自然で優しいというイメージがあります。

しかし、残念ながらデメリットもあるんです。

今回はそのオーガニックコットンのデメリットにはどんなものがあるのかを

書いていきたいと思います。

 

オーガニックコットンのデメリットは製品の価格が高い

普通のコットンの栽培では、害虫が発生すれば殺虫剤をまきます。

しかし、オーガニックコットンの場合は殺虫剤は使いません。

 

綿花につく害虫を食べる益虫を放したり、

(野菜の有機栽培では、アブラムシ=害虫、アブラムシを食べるてんとう虫=益虫と考えられています)

ニンニクや唐辛子などの刺激臭のある植物を綿花の畑に植えます。

 

また、糖分が豊かで害虫が好む植物を畑の周りに植えて、

虫をおびき寄せたり、夜間に電灯を付け害虫を集めて網で捕獲し

駆除する方法を取っています。

 

次にオーガニックではない通常の綿花の収穫は、

アメリカやオーストラリアなどの先進国では大型の機械が使われます。

しかも、機械で収穫するために綿花の高さをそろえる必要があり、

そのための農薬が使われます。

 

そして、綿花が収穫できる9月ごろは葉や茎が青々として、

そのまま刈り取ると湿気の問題や汁が綿花につくため、

あらかじめ「枯葉剤」を散布して葉や茎を枯らして収穫します。

 

綿花は農産物の中で一番多くの農薬が使われています。

 

綿花は口にしないから大丈夫と思った方が多いと思いますが、

「綿実油」と言う食品があることを忘れてはいけません。

日本でも売っていますよね?

 

このような普通の綿花の収穫と違って、オーガニックコットンは一つ一つ人の手で摘まれます。

これだけの手間暇をかければ、価格が高くなるのも当然と言っていいでしょう。

 

ただ、これまでのオーガニックコットンはアメリカが主な生産地でしたから、

価格も高かったのですが、

インド・アフリカ・ペルーといった人件費の安い国に産地が増えて来たので、

少しづつ価格も下がっていくことでしょう。

 


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オーガニックコットンのデメリットは色が地味

さて、通常の綿製品は、漂白や染色が行われていますが、

この工程で、第1次細胞膜の成分であるペクチンやロウ分は

染色ムラなどの商品価値をなくす「邪魔な存在」です。

そこで、高温に熱せられた苛性ソーダの液槽に浸けて取り除きます。

その後、綿繊維の色素の黄色みを過酸化水素などのアルカリ剤で脱色して白くします。

そこから本番の染色加工ということになります。

これだけ化学的にダメージを与えれば、繊維としての本来の柔らかさはなくなります。

 

これに対して、生成りのオーガニックコットンは、

天然石鹸で洗う又は酵素を使って汚れの他ペクチンやロウ分を精練しますが、

強アルカリの薬品で除去するような訳にはゆきません。

相当部分がそのまま残ります。

ペクチン、タンパク質、ロウ分が付いたままの製品が生成りの

オーガニックコットン製品ということになります。

 

引用元 https://noc-cotton.org/noc-education/%E8%82%8C%E8%A7%A6%E3%82%8A%E3%81%AF%E3%83%9A%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3

 

通常の綿製品は漂白や染色が行われます。

そのため、染色ムラをおこす綿花の一番外側にあるペクチンやロウ分を

高温に熱した苛性ソーダにつけて取り除きます。

さらに過酸化水素などのアルカリ剤で脱色して白くします。

 

これらの過程を経て、初めて染色が出来るようになります。

 

これに対して、オーガニックコットンは天然洗剤で洗ったり、

酵素を使って汚れやペクチンロウ分を精錬しますが相当部分が残るので、

染色もしないし、できません。

そのため、生成りの自然な色が残ってしまうのです。


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オーガニックコットンのデメリットは洗濯が面倒

オーガニックコットンは製品にする際も、高級な石鹸で洗っています。

合成洗剤で洗っても、痛むことはありませんが、オーガニックコットンの

風合いが損なわれてしまうので、石鹸で洗うことをお勧めします。

 


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オーガニックコットンは布地の表面にゴミがついています

 

ゴミに見えるものは、「綿カス」と呼ばれる綿の葉や茎の破片です。

全く無害ですし、洗濯するごとに少なくなります。

この綿カスは、綿を乾燥させ、振動させるフィルター作用で取り除いていますが、どうしても取りきれず残ってしまいます。

そこで一般の綿製品は、この綿カスを漂白して隠してしまいます。

NOC(日本オーガニック流通機構)のオーガニックコットンは、いわゆるお化粧である漂白をせず、素顔のまま仕上げます。

糸や生地の加工工程では、綿カスのほかに、浮遊した糸くずが巻き込まれることもあります。

漂白や染色をせずに生成りのまま仕上げるということは、全てが見えてしまうということ。

加工する人たちは、漂白をする場合の何倍もの気遣いが必要になります。

よく販売会社の品質管理の方から、虫眼鏡で見ないと気が付かないような糸くずを指摘され

返品されることがあります。消費者の皆さんからのクレームを恐れるからです。

 

漂白染色しない、生成りのよいところを特長にしているオーガニックコットンであるのに、

ゴミが見えるからダメというのはおかしいと思いませんか?

例えば恋人に「素顔の君が好きだ」といわれて、無化粧でデートに行ったら

「そのシミ何とかならない?」って言われたらショックですよね。それはわがまま過ぎると思います。

オーガニックの精神の中には、自然のままの物に「寛容」になるということが含まれているのです。

引用元 https://noc-cotton.org/faq

 

まとめ

オーガニックコットンのデメリットは、原料のオーガニックコットンから

製品を作り上げるまでの、表裏一体のものなのですね。

 

普通の綿より、たくさんの手間をかけて作り過酸化水素水のような強アルカリを

使うこともせずに、石鹸で汚れを落とします。

ペクチンやロウ分が残るために、染色ができずに生成色の製品が

多くなるのです。

 

情報を集める中で「綿実油」が出て来た時に、驚きを隠せませんでした。

「綿実油」は必ずしも、オーガニックコットンから

抽出されているとは限りません。

 

世界一の大量の農薬と枯葉剤が使われているかも知れない「綿実油」は

もう口にしてはいけない、これだけははっきり言えることです。

 

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