こんにちは、かなです。
「服を着るならこんなふうに」という漫画をご存知ですか?
「縞野やえ」さんが読みやすい漫画を描き、角川書店が出版しています。
物語は社会人の兄・祐介と大学生の妹・環の2人暮らしが舞台。
祐介は会社ではスーツだけど、家に帰るとボトムは太めのデニム、
トップスは夏はTシャツ、冬はゆるめのパーカーで過ごしています。
趣味はゲームで洋服を買うお金があるなら、ゲームを買うタイプ。
ある時、同窓会の打ち合わせにいつもの洋服で出かけて、
友人達との服装にギャップを感じて落ち込んでしまいます。
そんな兄をファッションが趣味で、大学生の妹・環が
色々とアドバイスしたり、一緒に買い物をして次第に
兄の祐介もファッションに興味が持っていく話です。
この漫画に「おしゃれ」についての学びがたくさんあるので、
少しずつお伝えしていきたいと思います。
コーディネイトの基本
気落ちした兄を連れて、環はユニクロへ行きます。
ここでコーディネイトに重要なアイテムがあるとのこと。
何だと思いますか?
実は「スキニーフィットテーラードジーンズの黒」だったのです。
引用 https://www.uniqlo.com/jp/jeansspecial/men/
(現在、スキニーテーラードジーンズは扱っていない為、
一番近いものを載せてみました)
テーラードジーンズは細身のシルエットが綺麗なんです。
さらに、体にフィットした徐々に細くなる形をしています。
環は「一気に全身新しい服を揃える余裕なんて普通は無い」
だから、まず、優秀なボトムを1本持とうと提案。
ボトムを細身にすれば、トップスはいつものゆるめの服を着ても、
いつもよりちゃんとして見えるとも。
これは極端な例になりますが、ちょっと想像してみてください。
ぬるめのトップスとワイドパンツ。
上半身も大きく見えて下半身も太く見えますよね?
でも、ボトムだけでも、細身に変えることでサマになりませんか?
おしゃれにセンスは必要だと思いますか?
おしゃれな人を見ると「センスがいいなぁ」と思ったことがあると思います。
「おしゃれが下手な自分はセンスが無いから」と思い込んでいる方も多いのではないでしょうか?
果たしてそうでしょうか。
そもそも「センス」とは日本語に訳せば「感覚」という意味です。
感覚は生まれ持った才能のこと。
じゃあ、センスを身につけるなんて出来ないじゃない!
ちょっと待ってください・・・・・・
芸術には才能は必要ですが、おしゃれにも才能が必要だと思いますか?
おしゃれとはあくまでも「見た目」の話に過ぎません。
客観的な見た目の良し悪しであれば、一定の法則や定理があります。
「格好良く見える」とはどんな状態でしょうか?
脚が長い、顔が小さい、大人っぽい、落ち着いている、余裕がある・・・
これらは構築的に作れるものです。
脚は長く見せることが出来ますし、小顔に見せる着こなしもあります。
環が「おしゃれの法則」を教えてくれます。
「おしゃれにセンスは必要ない」、これだけは忘れないでください。
黒のスキニージーンズ
私はジーンズは履かないから、何を選べばいいの?
「服を着るならこんなふうに」は主に男性に向けた話が具体的に出てきますが、
もっと複雑な女性のおしゃれの基本になるものもたくさんあります。
話を女性のおしゃれに戻すと、今年は狙い目です。
スカートを色んなお店で見ても、スッキリとした物が多いと思いませんか?
プリーツスカートでも、決して広がること無く、裾までスッとしています。
そんな細身に見えるスカートを一着いかがですか?
話を黒のスキニージーンズに戻しますね。
おしゃれに見せるキーワードのひとつが「大人っぽさ」です。
女性は華やかさ、男性なら落ち着いた大人っぽさが
ひとを魅力的に見せます。
それを象徴するのがスーツです。
しかし、休日までスーツは着たくないですよね?
そこでカジュアルな普段着の中に「スーツらしさ」を
取り込むことが大切になります。
スキニージーンズは「ジーンズ」というカジュアルだけど、
「黒」と「細身」という「スーツらしさ」を持っています。
このような大人っぽいアイテムを下半身に取り入れることで、
トップスは普段通りのTシャツやシャツでもおしゃれ感は
十分に出すことができるのです。
服を買う時に、顔映りを考えてトップスを選んでしまいがち。
でも、その前に細身のボトムを買うことによって、
トップスのレパートリーが広がります。
今回はコーディネイトについて書いてみました。
これからも、続けて書きますので、参考になれば幸いです。