という記事で、しめ鯖について色々書いてきました。
今回は、冷凍に関して書いていこうと思います。
ズバリ!
手作りのしめ鯖は冷凍したほうがいい
その理由は、寄生虫のアニサキスです。
名前は聞いたことがあるかと思いますが、
魚の主に内臓に寄生しています。(ただし、主に・・です)
もし、生きたアニサキスを食べてしまうと、
アニサキスは人の胃の壁に穴を開けることも出来る寄生虫。
その痛みはハンパないそうです。
アニサキスは塩でも、酢でも死にません。
マイナス20度の冷凍で24時間あれば確実に死にます。
そこで、気になるのが家庭用の冷凍庫の温度。
残念ながらマイナス18度くらいにはなりますが、
少し足りません。
だから、その分冷凍時間を長くして丸2日を目安に
冷凍することをお勧めします。
凍ってしまうまでは、冷凍庫の開け閉めは極力避けてください。
冷凍の仕方
しめ鯖だけでなく、冷凍する場合は二重にすると
冷凍やけもしにくいです。
一番簡単なのは、最初にラップで包んで、
次に冷凍専門でジッパーがついた袋の入れて、
空気をよく抜いてから、冷凍する方法。
また、家庭用に販売されている真空パックに
出来るグッズがあれば、かなり真空に近い状態で冷凍が可能です。
ただし、どちらの場合も冷凍焼けはしますので、
早めに食べることをお勧めします。
お勧めの解凍方法は?
冷凍庫から冷蔵庫へ移して解凍する方が多いと思いますが、
これだと0度より高くなります。
0度より高くならない=ドリップが出ない、
美味しい解凍方法は、1時間以内でO.Kです。
袋のまま、ボールに大量の氷を入れて、袋が浸かるように、水を足します。
氷がすべて溶けてしまわないように、冷蔵庫の引き出しに溜まった氷の
半分くらいは使いますので、あらかじめ準備をしておいてください。
しめ鯖は厚みもないので、意外と早く解凍すると思います。
袋の上から触って、包丁で切れるくらいになったら、
氷水から取り出して、包丁で切ります。
我が家の切り方は、一切れの真ん中に1本包丁を入れます。
垂直に入れる方もいらっしゃいますね。
もしかして、こういう切り方は冷凍の技術がない頃に
アニサキスを見つけやすくするためだったのかもしれません。
しめ鯖の栄養について
鯖は青魚の代表とも言えますね。
最近は健康ブームなので、青魚が体に良いというのはご存知かと思います。
何が良いのかと言えば、DHA(ドコサヘキサエン酸)が一つ目。
DHAは、人間の脳や目の網膜の脂質成分で、
脳に直接入って栄養素として機能できる数少ない物質です。
二つ目は、EPA(エイコサペンタエン酸)は、血液をサラサラにしたり、
悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあります。
また、ビタミンB2・B12・Dが多く含まれ、
疲労回復や夏バテにも効果があるとされています。
魚の脂は青魚だけでなく、どれでも体にはいいとDrから教わりました。
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