2019年 恵方巻きの方角と恵方巻きの廃棄問題について

2019年 恵方巻きの方角と恵方巻きの廃棄問題について

 

こんにちは、かなです。

 

節分に食べるものとして、最近では恵方巻きと言う方が増えてきました。

恵方巻きを食べることで、福を呼び、邪気を払うと言われており、

いくつかの決め事があります。

その決め事を確認していきましょう。

 

恵方巻きの食べ方

1、恵方を向いて食べる。

2、黙って食べる。

しゃべってしまうと運が逃げてしまうとされています。

3、恵方巻きは切らずにかぶりついて、1本を一気に食べます。

「縁を切る」ことにつながるので、恵方巻きは切りません。

 

恵方とは

恵方巻きの恵方とは、陰陽道で歳徳神という、

その年の幸せや財産を取り仕切っている神様がいる方角のことです。

 

陰陽道とは、中国思想を元にして作られた信仰で、

陰陽師の安倍晴明の名前を知っている人は多いでしょう。

 

2019年の恵方巻きの方角

恵方とされる方角は十干(じっかん)という暦に基づいて

決められていて、4つの方角しかないのです。

 

1、北北西やや北

2、南南東やや南

3、西南西やや西

4、東北東やや東

 

年によって、方角が変わり、

2019年の恵方は「東北東やや東」となります。

 

恵方巻きの具は7種類

これは縁起の良い「七福神」に由来して、

福が来てくれるように、縁起を担ぐものだそうです。

 

恵比寿(えびす)さま。

九の利を得て商売繁盛→きゅうり

 

大黒天さま。

金運アップの神様で、黄色が金運アップとされる→玉子焼き

 

毘沙門天さま。

邪気を取る原料を使ったもの→高野豆腐

 

弁財天さま。

弁財天の羽織る羽衣が長いかんぴょうに似ている→かんぴょう

 

福禄寿(ふくろじゅ)さま。

大きな耳たぶがふっくらと炊いたしいたけと似ている→しいたけ

 

寿老人(じゅろうじん)さま。

頭が長く、ひげも長い→うなぎ、穴子

 

布袋(ほてい)さま。

幸せを連想する桜色→桜でんぶ

7種類の具材を食べて、縁起を担ぎ、

邪気を払うという意味が込められています。

 

 

恵方巻きの名付け親

恵方巻きの歴史は浅く、1989年に広島のセブン-イレブンが発売する時に、

「恵方巻き」と命名されました。

その後、各コンビニが恵方巻きの販売に乗り出し、

大手スーパーもこぞって販売を始めました。

今や節分となれば、恵方巻きの販売や予約が当たり前になっていますね。

 

日本人的思考

バレンタインにチョコレートをプレゼントすることも、

チョコレート屋さんが仕掛けたことが、当たり前のイベントになっています。

 

また、ハロウィンやイースターのなど歴史や背景は関係なくても、

日本人は新しいものを次々と取り入れていくのが得意で、

頭が柔らかいと言えると思います。

 

島国でよそからの侵略を怖れる必要がなかった事も影響しているでしょう。

特にヨーロッパを見てみると、すぐ隣に違う国家があるので、

自分の国の文化を守ろうとする意志が大変強いですから。

日本人から見ると、頑固とも思えるかも知れません。

 

恵方巻きの大量廃棄

日本では、様々なイベント商戦が行われている訳ですが、

恵方巻きでは「大量の廃棄」が問題になっています。

 

背景には、店に売り上げのノルマが課せられている為や

お客さんに品切れを言えないとの理由があるそうです。

 

特に、コンビニでは店舗で自由に値下げが出来ず、

売れ残ってしまうという問題も抱えています。

 

イベントを楽しむだけではなく、同時に起きている問題も、

しっかり向き合うことが必要なのではないでしょうか。

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