看護師刺傷事件の概要
事件は2013年1月に福岡市博多区の路上で発生しました。
野村被告が局部の増大手術と脱毛施術を受けたクリニックに勤務する看護師が、
頭や尻などを刃物で切りつけられました。
すでに実刑判決を受けた実行役らの判決は、
野村被告の指揮命令に基づく組織による実行と認定しています。
野村被告が看護師の言動に不満や怒りを抱いていたと結論づけています。
2014年9〜10月 野村、田上両被告ら組幹部16人が看護師襲撃に関わったとして、
逮捕され、うち14人が組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)の罪で
起訴されている事件です。
2013年の看護師刺傷事件に関わった元組員2人が、
事件後に現金15万円を受け取ったことを明らかにしています。
起訴状によると、野村被告の指揮命令で田上被告や実行役らは
13年1月、福岡市博多区の歩道で看護師の頭や胸などを刃物で刺し、
殺害しようとしたとされています。
元組員は別の場所からの「ビデオリンク方式」で証言。
事件前、指示役の同会系組幹部にバイクを準備するよう頼まれ、
北九州市内の駐輪場でバイクを盗んで事件当日に送迎役に渡し、
数日後に組事務所の金庫に入っていた15万円を受け取ったと述べました。
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公判の概要
市民襲撃4事件に関与したとして、組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などに
問われた特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)
トップの野村悟(73)とナンバー2の田上不美夫(たのうえふみお、64)両被告の公判が
21日、福岡地裁(足立勉裁判長)であった。
看護師刺傷事件(2013年)で被告人質問に立った野村被告は、
脱毛施術を担当した看護師に一時不満があったことを初めて明かしたが、
事件への関与は否定した。
看護師は野村被告の下腹部などの脱毛施術を担当。
野村被告は、12年10月にレーザー照射を受けて痛がった際に
看護師から「入れ墨いれるより痛くないでしょ」と言われたと説明し、
この発言に「ちょっとイラッとした」と述べた。
しかし、事件への関与は否定し、事前に知っていれば「止めていた」と主張した。
一方、痛かった部分はやけどをして痛みが続いたといい、
脱衣所などで処置をしている際に組員の前で怒った口調で
看護師への愚痴を言ったことも明かした。
事件のきっかけを聞かれると、野村被告は
「私の愚痴が組員に伝わり、変なふうになったのかな」と話した。
野村被告は、施術の3日後に医院を訪れた際、職員らに
「わざとレーザーを強くしたんやないか」などと不満を述べたという。
しかし、その日のうちに看護師から謝罪の電話を受けるなどし
「きれいにすっきりした感じ。一切わだかまりはなくなった」と語った。
これまでの公判で看護師の元同僚が、事件後に野村被告から
「あの人は刺されても仕方がない」と言われたと証言していたが、
野村被告はこの発言を「当時は感謝するぐらいだった」と否定。
事件を起こした組員については
「世話になっている看護師を傷つけるというのは通り魔以下の事件。私としたら許せない」
と話した。
引用 Yahoo!ニュース
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まとめ
2013年の看護師刺傷事件に関わった元組員2人が、
事件後に現金15万円を受け取ったことを明らかにしているにも関わらず、
野村被告は事件を起こした組員について
「世話になっている看護師を傷つけるというのは通り魔以下の事件。私としたら許せない」
などと言うことが簡単に出来てしまうのが、この世界で生きていく人の常識なのだと
認識しました。
暴力団は暴力団同士で争って、事件を起こすことは知っていたけれど、
一般人にも危害を加えることがあるのを初めて知りました。
裁判はまだ続くので、きちんと事実を明らかにして欲しいと思います。