文豪ストレイドッグス アニメ1期第1話の感想と中島敦

文豪ストレイドッグスのアニメ第1話の感想を

ネタバレ無しでお伝えします。

文豪ストレイドッグスの登場人物の多くが文豪と同じ名前をしています。

 

文豪ストレイドッグスの主人公が中島敦ですが、

初めから、強い訳でも無く、一人ぼっちの少年でした。

文豪ストレイドッグス1期第1話から、

そんな中島敦に焦点を当てて、書いていきたいと思います。

文豪ストレイドッグス アニメ1期第1話の中島敦

敦はお茶漬けが好物でした。

なぜかと言うと、敦は孤児院で暮らしていたのですが、

多分、孤児院で出される食事が成長期の青年には

足りなかったのではないかと思います。

 

「梅干しに刻みのり、夕食の残りの鶏肉、

それを熱い白湯に浮かべ、塩昆布と一緒にかけこむ」

これが淳にとってのご馳走だったのです。

 

それが今や、餓死寸前で川原に倒れ込んでしまっています。

何が起きたかと言うと、敦は孤児院を追い出されてしまったのです。

しかも、こんな酷い言葉を浴びせられて、虐待同然です。

「出ていけ、穀潰し。お前など孤児院にもいらぬ。

どこぞで野垂れ死でもした方が世間様の為よ。」

 

その為に、食べるものも無く、住むところも無く、

お金も無いと言う状態になってしまいました。

私なら、助けてくれそうな役所とか福祉関係に行ってみると思うのですが、

敦にはその知恵は無さそうです。

 

孤児院で浴びせられた言葉と情景を思い出して、

「何としても生き延びてやる」と敦は決意して、

人からお金を盗もうとするのですが、

良いカモが現れません。

 

すると、川に人が流されてくるではないでしょうか!

しかも、誰もみたことが無いような姿をしながら・・・

重要人物がこんな登場の仕方でいいのでしょうか?

間違い無く第1話の迷シーンと思われます。

 

それをみた時の敦の顔が傑作で、まるでこの世のものを見たのでは無いくらい

ギョロ目で横目。

淳の気持ちも理解できますが・・・

川を流れてくる登場もすごいが、淳のこの表情も

凄まじいので、じっくりみてください。

 

何と敦くん、餓死寸前で倒れていたのに、

川に入って流れてきた人を助けちゃうんですね。

 

この淳の根っこにある優しさが私は好きです。

孤児院で大人たちに罵られてもこの優しさを

失わなかった敦は本当は強い人間なのかも知れない。

このシーンで私は敦のファンになってしまいました。



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文豪ストレイドッグス アニメ1期第1話の中島敦についての感想

多分、作者も知らないで中島敦の根本にある優しい

青年という人物に設定したのだと思います。

 

文豪ストレイドッグスの読者の中にも

何も考えずに、体が先に動いて人助けをする方が

いると思うのですが、そのあなたも敦と同じ性質の

優しさを持っている人です。

 

実は自分が餓死寸前なのに人助けをしようとする

中島敦の優しさは生まれてから大体3ヶ月の間にしか、

形成されないものなのです。

 

3ヶ月の間に母親や他の養育者から

愛情をたっぷり注がれた人でないと、

持つことが出来ないものなんです。

 

多くの子供の世話をする孤児院では

そんな事はできないと思いますから、

少なくとも敦は生後3ヶ月までは

母親と一緒に暮らしていて、たくさんの

愛情をもらったと思われます。

 

もし、アニメの中で違う点が出てきたら、

それは作者の勉強不足の結果であると

断言できます。

 

冒頭に淳の好物のお茶漬けについて書きましたが、

このお茶漬けも夜中にこっそり食べたと言いますから、

赤ちゃんをお世話をすることにも、

それ程、手をかけたとは思えません。

 



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文豪ストレイドッグス アニメ1期第1話の中島敦と武装探偵社の出会い

敦が助けた男が太宰治でした。

自殺マニアで、川に流されていたのでは無く、

入水じゅすいしていたと言うのです。

敦に心を動かされた私は思わず、

「それなら勝手に死ねば!」と思ってしまうのですが、

それでは話が続かないので、仕方ないですね。

 

太宰を探して登場するのが、国木田独歩です。

太宰の同僚です。

ちょっとヒステリックな性格のようですが、

敦は国木田にお腹いっぱいにお茶漬けを奢ってもらえました。

とにかく、敦が死ななくて本当に良かったです。

 

太宰と国木田は武装探偵社で、今日の仕事は

人喰い虎の捕獲と聞くと、敦は怯えて逃げ出そうとします。

敦は自分がその虎に狙われていて、

孤児院からここまで来る間も付けられてきたのだともいうのです。

 

太宰は無一文の敦をお金でつり、

虎の捕獲に付き合わせることにします。

そして、見事に太宰は虎の正体を突き止めるのです。

 

太宰の推理力の鋭さには感心しました。

さらに虎と闘い、勝利する力まで備えています。

虎と戦う太宰は中々カッコ良いですね。

 

虎の正体は分かったものの、捕獲は出来ませんでした。

事件解決とはいかなかったのです。

だって、〇〇だったから・・・

 

敦と太宰、国木田の出会いまでが少し長いように思うのですが、

登場人物の紹介をきちんとするのが、文スト流なのでしょう。

 

ところで、敦はこれからどうなってしまうのか、心配です。

敦のような息子がいたら、私だったら大切に育てるのに・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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