11歳の娘に強制性交した実父に懲役8年の判決!反省の色無し

日本でも家庭内での性的虐待の存在が認め始めており、

昨年逮捕された山形県内の父親に実刑の懲役8年が下されました。

事件の概要

実の娘(当時11)に性的暴行をした疑いで、昨年、山形県内在住の父親が逮捕された。

強制性交と強制わいせつの罪に問われた父親の判決公判が5日、山形地裁であり、

今井理裁判長は「極めて卑劣で悪質だ」とし、求刑通り懲役8年を言い渡した。

 

判決によると、被告は昨年7月ごろ、女児が13歳未満であることを知りながら、

自宅で性交。

その後も、わいせつな行為をした。

9月、女児が小学校の担任に被害を打ち明けたことで発覚。

公判で、被告は起訴内容を否認し、無罪を主張。

女児の証言の信用性が争点になった。

今井裁判長は判決で、女児の証言を「具体的で迫真的である」と信用性が高いと認め、

事件後のDNA型鑑定などによっても「ある程度裏付けられている」と述べた。

 

弁護側は、証言内容の変遷などから、虚偽の可能性を主張したが、

「信用性に疑いは生じない」と退けた。

その上で、今井裁判長は「本来は監護養育すべき立場にある者が加害者となった点で、

刑事責任は重い」と指摘。

さらに「(被告は)事実に反する不合理な弁解をし、反省の態度が見られない」とし、

実刑判決を言い渡した。

被告の弁護士は「本人と話した上で控訴するか考える」としている。

引用 Yahoo!ニュース



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日本は家庭内の性的虐待が無いとされていた

アメリカでは早い段階から、家庭内での性的虐待の存在が認められてきました。

しかし、日本では「まさか・・・」と言う声が強く、専門家の間でさえ

家庭内での性的虐待の存在が否定されてきました。

 

ようやく最近になって、その存在が認め始めてきたと言うのが現実で、

対応の遅さには驚くばかりです。

 

虐待が行われて家庭では、父親が娘に対して性的虐待をしている事を

母親が知っていても、見て見ぬふりをしたり、他の人に話さないように

口止めをすることすら行われてきました。



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性的虐待の後遺症の恐ろしさ

多重人格という言葉はよく知られています。

本当の病名は「解離性同一性障害」と言います。

 

家庭内での性的虐待が日々、行われていると、被害者である娘は辛い事を

「今起きていることは、私の身に起きていることでは無い」と考えて、

自分の中に別の人格を作り出します。

その連続で、娘の中に何人もの人格が生じる場合があります。

 

「解離性同一性障害」の原因の一番多いのが家庭内における性的虐待です。

そして、この治療の専門家は日本にはわずかしかいません。



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父親に実刑が下された意味

被害者である女の子は、13歳という思春期で一番性に対しても敏感でありながら、

勇気を持って担任の先生に話したことは素晴らしいことだと思います。

 

もちろん、それによって父親からの性的虐待が無くなったということは

直接的に少女にとっても喜ばしいことです。

 

しかし、この少女と同じように性的虐待を受けている子は日本でも

たくさんいます。

この裁判の判決が懲役8年という有罪になったことで、

それを知った子ども達も勇気を持って、家庭の外に人へ話して欲しいです。

 

また、国としても家庭内での性的虐待を救済する仕組みを作って欲しいです。

 

家庭の中で虐待に遭った人は、その傷や後遺症を一生背負い、

それが、人生の大きな荷物となり、幸福に生きていくことが

とても難しくなります。

 

今回の裁判は性的虐待でしたが、虐待には様々な形があり、

一番見えにくく、証明が難しい精神的虐待も年数が経っても

裁判でたたかえるような仕組みを作って欲しいと思います。

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