女子高生1カ月監禁の後藤被告「座間事件の影響受けた」と供述

事件の概要

8月5日、埼玉県内の女子高校生をワイヤーロープで巻きつけ、

1ヶ月間自宅に監禁したとして横浜市の会社経営者・後藤弘泰が逮捕されました。

女子生徒はゲーム機の通信機能を使って警察とメールで

何度かやりとりし助けを求めたということで、警察は詳しいいきさつを調べています。

 

マンションの一室で監禁されていた女子高校生は、後藤容疑者に携帯電話を

取り上げられていたので、ゲーム機を使い警察に通報したという事です。

逮捕のきっかけとなったのは、女子高生自身が埼玉県警の「メール110番」に

「拘束されていて逃げられない。監禁されている」と通報して、無事に保護されました。

 

「メール110番」とはウェブサイト上から「位置を通知する」や、

「事件事故の内容」を選択し、通報することができる緊急通報システムです。



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女子高校生がツイッターに自殺志願をほのめかす投稿

女子高校生が事件前、ツイッターに自殺志願をほのめかす投稿をし、

それをきっかけに2人が知り合っていたとみられることがわかりました。

 

後藤容疑者は「3年前、神奈川県座間市で9人が殺害された事件の影響を受けた」

と既に供述しています。

 

つまり、 後藤容疑者は、座間事件からツイッターを使い自殺を望む女性を

誘い出すことを思いつき、先月、女子高校生を自宅に連れて行き、

監禁に及んだとみられるということです。



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「座間事件の影響受けた」と供述を始めた後藤弘泰容疑者

女子高生をワイヤロープでくいにつなぎ、1カ月にわたって自宅で監禁していた事件で

逮捕された男が、「座間市で男女9人が殺害された事件の影響を受けた」と

供述していることが新たにわかった。

 

後藤弘泰容疑者(44)は8月5日、神奈川・横浜市の自宅マンションの部屋で、

SNSで知り合った埼玉県の女子高生の体にワイヤロープを巻き付け、

鉄パイプのくいにつなぎ、監禁した疑いが持たれている。

 

その後の調べで、後藤容疑者が

「神奈川・座間市で、男女9人がSNSを通して知り合い殺害された事件の影響を受けた」と

いう趣旨の供述をしていることが新たにわかった。

警察は、女子高生が監禁されていた後藤容疑者の自宅で現場検証を行っていて、

犯行の動機などについて調べを進めている。

引用 Yahoo!ニュース



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座間事件とは?

座間9遺体事件(ざま きゅういたいじけん)は、2017年(平成29年)10月30日に

行方不明女性(当時23歳)を捜査する過程で発覚した事件で、

10月31日までに9人の遺体が見つかった死体遺棄事件です。

その後、犯人とされる男白石隆浩(逮捕当時27歳)の逮捕後

尋問にて白石隆浩被告が単独実行したことが発覚した連続殺人事件です。

事件の概要

白石隆浩被告が住んでいた神奈川県座間市緑ケ丘のアパート室内で、

若い女性8人・男性1人の計9人とみられる複数人の遺体が見つかっています。

殺害や遺体損壊を行った期間は8月22日から10月30日までの2ヶ月で

遺体が発見された室内で、殺害や遺体損壊が行われたとみられています。

 

2017年10月31日に白石隆浩は逮捕されました。

その後の白石隆浩被告の供述および司法解剖の結果などから

白石隆浩被告はさらに複数人の殺人・死体遺棄容疑で再逮捕され、

9人に対する強盗・強制性交等罪、強盗殺人罪、死体損壊・遺棄罪で起訴されました

この事件は日本国政府の関係閣僚会議や海外メディアにも大きな影響を与えました。

座間事件とTwitterの関連性

事件には白石隆浩被告が被害者の誘い出しに使った手段として、Twitterが関連しています。

 

2017年3月より白石被告はTwitterを利用して

自殺願望を持つ女性たちと交流するようになり、

1人目の被害者となった神奈川県の20代女性とは8月8日にやり取りを始め、

同月13日には実際に会っていました。

この1人目の被害者が「初めて誘い出せた女性だった」と白石被告は供述しています。

 

白石被告は複数のTwitterアカウントを保有しており、

また、9人の大半とは「Twitterで知り合った」と供述しています。

そのうち「首吊り士」を名乗ったアカウントでは

自殺志願者に方法などを助言するような投稿を盛んに発信しており、

また「死にたい」と投稿したアカウントに対しては個別にメッセージを送っています。

このように積極的に自殺志願者たちと連絡を取り合っていた様子が伺われます。

自殺志願者に対しては自殺前に家族や友人、SNSに連絡をしないことを勧めていました。

 

そして、白石被告はTwitterで「自殺幇助」を称しつつ自殺志願者と接触していて、

相手を殺害後は新たな自殺志願者を装う目的で複数のアカウントを使い分けて、

次々に殺害相手を誘い出していた可能性があると思われます。

座間事件を真似した事件はすでに起こっている

 今年九月に自殺志願者とされる女性が池袋のホテルで殺害された事件では、
嘱託殺人罪で起訴された大学生の北島瑞樹被告(22)が
「殺してほしい人募集」とTwitterに投稿していました。
 北島被告は「自殺したい」という複数の女性と連絡を取り合って、
中部地方の十代少女と会う約束もしていました。
警視庁捜査一課は、殺人の準備段階を取り締まる刑法の殺人予備罪での
再逮捕も視野に捜査を進めました。
 だが、相手が「殺してほしい」と依頼していたことが明らかになって、
依頼に応じて殺害を実行した場合は、嘱託殺人罪が適用されます。
嘱託殺人罪に予備罪はなく、摘発できないと判断せざるを得なかったのです。
捜査関係者は「自殺志願者を募る書き込みが野放しでいいのか」と危機感を募らせており、
取り締まり強化の必要性を訴えています。

まとめ

座間事件では殺害相手をTwitterで呼び出して、白石被告は9人もの

殺害をしました。

 

この事件がセンセーショナルだっただけに、この事件に関心を持つ人は多く、

すでに「自殺志願者」をTwitterで募る事件が発生しています。

 

1カ月間、女子高生を自宅で監禁していた後藤弘泰容疑者もSNSで

女子高生と知り合っています。

後藤弘泰容疑者は殺人はしていませんが、座間事件の影響を受けたと

供述しているということは、殺害の可能性も0ではなかったのかもしれません。

 

女子高生がTwitterに自殺をほのめかす書き込みをしていたという事は、

もし、本当に死にたいと思っていても、家族には相談できなかったのだと

思います。

監禁から解放されても、この女子高生のこれからが心配です。

 

今後もSNSを使った同様の犯罪が起こる事が考えられますので、

子供がいるご家庭の方は、「顔が見えず、名前もわからない」人とは

絶対にあってはいけないと、お子さんと真剣に話し合って欲しいです。

また、そのような話ができる親子関係を日頃から作っていく事が

とても大切だと思います。



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